窓を開けるようにブログを書く
そっと窓を開けておく
私は窓を開けておくのが好き。
窓を閉めていると息苦しい感じがする。
いくらエアコンで快適な温度に保たれていても、なんだか嫌な感じ。
窓を開けていると、外から風と共にいろんな音が入ってくる。
車の走る音や鳥のさえずり、風の吹く音。
外の音が落ち着くのは、外の世界と繋がってるという安心感かもしれない。
部屋の外にも世界が広がっていることを感じることができる。
締め切った部屋だと世界と切り離されてしまったような感じで不安になる。
窓を開けてつながる
窓を開けることは小さな社会参加なのではないかと思う。
窓越しに誰かと話をするわけではないが、近くを通った人に「ここにも人が住んでいる」と思ってもらうことができるかもしれない。
窓を通して自分のタイピング音や控えめに流している音楽が聞こえるかもしれない。
うつ病になって家にいた時にそんなことを思った。
外に出る元気のないときは、窓を開けることが社会と関われる方法なのかもしれない。
なんとも寂しい感じもするが、それでも少し心の痛みが和らぐ。
誰にも気づかれないのはさみしいことだが、ほんの少し気づいてもらえる可能性を残しておきたい。
私が窓を開けるときには、そういうことを考える。
ブログという窓
このブログも窓のようなものだ。そっと外に開いておく。
自分のことを発信することで、社会と関われているような気がする。
自分のブログが誰かの役に立っているとは思わない。
それも窓と同じ。
窓を開けていても誰かの役に立つわけではない。
でも、そこで誰かが生きているということを感じる。
ほっこりとした優しい気持ちになれる。
私も外を歩いていて、空いた窓や干された洗濯物を見るとほっこりした気分になる。
知らない誰かがあそこで生きているんだろうなと思う。
ブログでも誰かの書いた記事を読めば、その方もどこかで生きているんだろうなと感じる。
自分は一人ではないと感じる。
だから寂しいときはブログを読みたくなるのかもしれない。
誰かが私のブログを読んでくれたら、同じようにほっこりした気持ちになるかもしれない。
読んでくれた誰かの寂しさをほんの少し埋めることができるかもしれない。
また読んでもらった私も寂しさが薄れる。
これが私がブログを書く理由。
特別お題「わたしがブログを書く理由」